「神石高原チャレンジ基金」から第12回の事業支援決定

~地元の農産物を利用した漬物の生産販売事業の支援~

「一般財団法人 神石高原地域創造チャレンジ基金」(略称:神石高原チャレンジ基金、上山実代表理事)は、第12回の事業支援として、神石高原町でのビジネスチャレンジ事業者(以下。「事業者」と称す)である合同会社中ちゃん農園(代表取締役:細川 中一)に対して50万円の支援枠の設定を決定いたしました。今後は、支援決定した当該事業者に対して、資金的支援と伴走的支援を組み合わせた支援で二人三脚の運営を進めてまいります。またこれまでに12回の事業募集を行い、累計では32案件5億9,550万円の応募がありました。今後も継続して、支援検討を進めてまいります。また今年度下半期の事業募集は12月から開始を予定しております。

【第12回事業募集の経過】

2023年7月1日より募集を開始。神石高原町で事業を検討している事業者に対して、3回の募集説明会を実施(7/12-13、8/2)。また数度の個別相談を経て、2023年8月31日に募集締め切り。2事業者から総額1,050万円の応募があった。その後、書類審査を中心とした第1次審査を経て、9月26日に事業評価選定委員会を開催して、第2次審査として事業者を選考、同日の理事会で選考対象を審議し、方針決定の上、その後詳細を決定し実行確定の運びとなった。11月に50万円を実行予定。その後、伴走支援を実行する予定。

【決定した支援先】

合同会社中ちゃん農園は以前にも、第一号支援案件としてチャレンジ基金をご活用されており、その際にはご自身で栽培した野菜を加工する加工室をつくられました。今回は漬物の取り扱いに関する法整備に備え、今後減少していくと予想される地物野菜を利用した「神石の漬物」をつくり続け、皆さんの手元に届け続けていくために、事業を安定的に運営されるための貯蔵の設置の目的で今回は申し込まれました。

上山実理事のコメント「中ちゃん農園は2回目の支援となります。1回目の支援返済はすでに完済されており、生産された野菜を加工施設で加工され商品として販売され好評を博しています。今回は、2024年6月から、漬物の製造許可基準が厳しくなることで、製造されていた高齢者が撤退する状況があり、減少を食い止めるためと伝統漬物を絶やさないとの思いで貯蔵施設を整備されます。その施設整備をされる資金として支援いたします。」

 

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